酒好き、旅好きな同好会 ~秋の丹波篠山・美味美酒の福袋~

酒好き、旅好きな同好会
~秋の丹波篠山・美味美酒の福袋~

 大阪からJRでほぼ1時間、尼崎~宝塚~三田を通り過ぎると、福知山線の車窓はすっかり里の秋。平成5年11月29日、9時40分に福知山線・草野駅に集合したのは16名の会員。


 貸し切りバスで最初に向かうのは日本六古窯の1つ「 丹波焼」の陶芸教室。 各自に手回しロクロと粘土が用意され作陶を始める。両手の指先に神経を全集中し、土とたたかう。皆、真剣な表情を見せていた。陶芸初体験の参加者から「こんなにオモロイとは思っていなかった!」との声があがる。地元の丹精窯の当主。伝統工芸士の大西さんの指導で、ぐい吞みの銘品が16個完成、民放クラブ・陶芸同好会の会員さん2人も参加し手際よくひねり上げていた。これらは乾燥し、丹精窯の登り窯で炎につつまれ焼成されて、来年の3月には各自の許に。どんなぐい呑みになるのか楽しみだ。


 続いては 創業百余年の「狩場一酒造」を訪問して伝統的な酒造りを見学。 蔵元さんの丁寧な工程の説明を聞き、しぼりたての新酒の試飲で笑顔が。売店で銘酒「秀月」を手に入れバスに乗り込んだ。

 実は今朝、旅好きすぎる一人の参加者が、尼崎で降りずになんと西明石駅まで乗り越し、また尼崎に戻り約2時間かけて篠山までの旅をした後、ここで合流、世話人はハラハラさせられたが、皆の盛大な拍手で迎えられた。

 いよいよ秋の美食会場への移動の途中、今回、格安でマイクロバスを提供してくれたゲストハウス「メタセコイアの木」にも立ち寄り、コテージや 露天風呂を見学した。


 そのあと到着したのが、すべて自家栽培のそば粉で打ったこだわりの十割蕎麦の名店、山深い峠に有り、趣き深い「ねじき蕎麦・時夢館(たいむはうす)」だ。今日の旅程をプロデュースしてくださった藤本さんが店主の館。なんと船のコンテナを運び、仲間と手作りしたという超味のある佇まい。先程訪れた蔵元の銘酒「秀月」で乾杯直後、運び込まれたのが、なんと直径60cmの大鍋、熱々の猪汁だ。地元産の猪肉と野菜たっぷり、味噌仕立ての絶品に皆大喜びだ。天然のナメコもぶち込まれ、冷えた体に美味がしみ込んでくる。鍋奉行も飛び入りし一人で2杯、3杯とおかわり続出。揚げ蕎麦のきのこあんかけ、焼き猪肉に続いていよいよ本命の蕎麦の登場です。温もった体に、冷たいツルツルの蕎麦の美味しいこと。そば通を自認する参加者も 舌を巻いていた。アー腹いっぱい。最後に「 これでもか!」と出てきたの が新米のおむすび、これは別腹か、甘かった。


 宴もたけなわ、中〆は、この同好会 の発起人で最年長(96歳)の早川さん『交野の自宅からちゃんと来れるのか、心配で眠れなかった!』と笑いを取った上で『楽しくて、嬉しい1日でした、ありがとう』と結んでくださいました。我々世話人にとって、一番嬉しいお言葉でした。


次回3回目は、和歌山か、淡路島? 初夏に実施できればいいなと考えています。

川越亨(TVO)


≪旅のご案内≫

陶芸教室・丹精窯 大西誠一さん。
丹波篠山市今田町下立杭8-1
079ー597ー-3255

狩場一酒造「秀月」
丹波篠山市波賀野500
079ー595ー-0421

ねじき蕎麦・時夢館(金土日祝 要予約)
丹波篠山市今田町黒石 ねじき  96ー8
079ー59ー3364

ゲストハウス「 メタセコイアの木」
丹波篠山市今田町黒石 94ー36
079ー 555ー6700

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