「落語(上方芸能)を楽しむ会」は、今年も恒例の国立文楽劇場「初春文楽公演」鑑賞で始まり、22名が参加しました。


劇場内には餅花やにらみ鯛が飾られ、新年の趣きに溢れています。
一作目は久々に演じられるお正月の定番演目、「寿式三番叟」です。初めに太夫が床本を高く押し頂き、先人に敬意を表すところが文楽ならではで、私の好きなところです。古式ゆかしく翁、千歳が天下泰平を祈る舞をみせた後、二人の三番叟が五穀豊穣を願い、鈴を振りながら躍動感たっぷりに舞を披露します。
二作目は「摂州合邦辻」を鑑賞しました。義母の嫡子への横恋慕、その実は嫡子をお家騒動から守るため、果ては自らの生き血を飲ませて助けるという、何とも現代ではコンプラ上×だらけの舞台運びも、当世では人気の演目であったようです。
今回も太夫と三味線が近い席で、クライマックスの太棹の迫力を堪能しました。しかし文楽入門生の筆者は太夫と三味線と人形遣いと謳いを一度に頭につめこもうと欲張って今回も収拾がつかなくなりました。 大市 牧子(MBS)