長い歴史を誇る、関西民放クラブにしかないユニーク同好会「丹波黒豆栽培企画」だが、創設25年目の今年、ついに活動休止のやむ
なきに至った。会員の高齢化で退会が相次ぎ、残ったのは平均年齢が80歳を超える5名のみ。苗の定植、追肥・草引きと2回だけの農作業すらしんどくなり、加えて昨年は天候不順で育てた株にほとんど実がつかなかったという状況の中、今年はこれまでの農園には申し込まず、農作業はせずに黒豆収穫だけができるところはないか、と探していたがなかなか見つからない。
そんな中、9月に「白秋バンド」のボランティア活動で篠山を訪れた時に、この秋に「黒豆収穫体験」を計画しているという、ファームマエガワの舩橋氏を紹介された。聞けば、入園料500円・一株600円で丹波黒豆を収穫して持って帰る。しかも、その一部をその場で茹でて味わいながらビールで乾杯できる、というではないか。(チラシ参照)
さっそく同好会のメンバーに伝えたところ全員がぜひ行きたいとのことでスケジュールを調整し、同好会のメンバー5人(竹村・田中・志風・井上・髙井)に、話を聞いて参加したいという3人(上村・森本・西野)を加え、総勢8名で10月18日に篠山を訪れた。
枝豆の高級ブランド「丹波篠山・黒枝豆」は、ほかの品種と区別するため毎年販売解禁日を設けており、今年は10月10日から解禁となった。JR福知山線・南矢代駅から徒歩5分のところにあるファームマエガワの広い畑には、昨年とは違って枝豆がたわわに実った株がずらりと並んでいる。その中から、少しでも実が多くついた株を探してハサミで刈り取る。枝から莢を外すのは、農場の脱莢機があっという間にやってくれる。2株でも充分な量の枝豆であったが、僕はつい欲張って4株を収穫した。それでも2900円と、デパートとは比べ物にならないお値段で高級ブランド「丹波篠山・黒枝豆」をどっさり持ち帰ることができた。さらに今回のお楽しみは、収穫した枝豆をその場で茹で、味わいながらビールを飲めること。さっそく皆で乾杯し、とれたての枝豆を頬張りながら至福のひと時を満喫し、一同大満足だった。
今回参加したメンバーはみな、来年もぜひ参加したい、と大喜び。来年の要綱が決まれば、またホームページや会報でお知らせしますので、ご興味を持たれた方はお楽しみにお待ちください。
髙井久雄(KTV)







