1月30日(木)、「すみれ会」の3回目を開催しました。
1回目は、ホテル日航で、元宝塚スター・真仲ひかるさんを招いてのトークとランチの会、2回目は、ちょっと遠出して須磨シーワールドへ出かけ、シャチやイルカのショーを童心に帰って楽しみました。すみれ会のメンバーも、遠出は苦手な人が多いので、今回は近場でJR 京橋駅から歩5分の「ホテルモントレ ラス―ル大阪」でランチの後、隣接している「山王美術館」で、パリで活躍した藤田嗣治、佐伯祐三、荻須高徳展を鑑賞することにしました。
参加者は10人、60代から90歳代まで、中には初参加の人もいて、おいしい和食のランチをいただきながら、直近の放送界の話題、趣味の話、健康の話など、大いに盛り上がりました。
続いてすぐ隣に位置する「山王美術館」へ。上記3人の秀作展。これは山王美術館のオーナーが50年にわたって収集した個人コレクションですが、かなりの数の見事な作品ばかり、日本のこんな所で、こんな作品が見られるとは!と、驚くばかりの展覧会です。まさに穴場。とはいえ明日で最終日とあって1フロア毎に一人づつの作品を展示、3フロアのわたる会場にはかなりの客が熱心に作品を鑑賞していました。ご存じのように藤田嗣治は、乳白色の人物像や猫の作品が人気、エコール・ド・パリの寵児と言われ大成功を収めました。大阪出身の佐伯祐三は主にパリの風景を描いていますが、30歳の若さで結核に侵され、失意のうちに夭逝、荻須高徳は1986年に他界した画家で、毎日放送の高橋信三社長も親交があったと聞いています。それぞれ東京美術学校(現在の東京芸術大学)ともにパリに憧れ見事に成功し今もその名は世界中に著名な画伯たちです。すみれ会の面々も、殆どがこの美術館を訪れたのは初めてとのこと、笑顔溢れる大満足の集いとなりました。
山王美術館は、開館15周年、京橋のこの地には2年半前に移転しました。すべて美術館(ホテルモントレ)の所蔵で、3月からは「エコール・ド・パリ」展が開かれます。ゆっくり美術鑑賞をなさりたい方にお勧めの場所です。
次回の「すみれ会」は、5月頃を予定しています。
伊藤妙子(KTV) 上村十三子(MBS)