徒然なるままに  さよなら、そしてありがとう!中尾さん

徒然なるままに  さよなら、そしてありがとう!中尾さん

12月7日、読売テレビの中尾統一さんが、急逝された。その当日や、前日に会っていた方もいて、ただただ仰天するばかりであった。私は、中尾さんとは民放クラブの陶芸同好会の仲間で、9日、翌10日から開催される「有閑人展」の準備に、会場である西宮北口ギャラリーに出向いた。集まったメンバー全員、悲しみとともに暗い気持ちのまま展示準備に入った。そこへ奥様が遺作となった信楽焼の大きな壺を抱えて来られた。灰かぶりの自然釉の素晴らしい出来栄えの作品であった。いつもにこやかでやさしく、おおらかな中尾さんそのものの作品で、抱きしめたくなった。この作品は中尾さんと50年来の友人の田上勝彦さん(YTV)と信楽へ出向いて作り上げ、最近窯出しされたばかりの作品で、田上さんも同じ窯で作られた作品を出品されている。田上さんは、訃報を聞いて茫然自失、昨夜は全く眠れなかったと嘆いておられた。死因は大動脈解離と聞く。予知もなく突然死を招く怖い病気だ。私もこの病で友人二人を亡くしている。

「有閑人展」は12月15日まで西宮北口ギャラリーで開催しています。ぜひ中尾さんのあったかい作品をご鑑賞ください。

よくピンピンコロリで、あの世へ行きたいものだと話すことがある。果たしてそれは幸せなことなのだろうか?こんな急に最後が訪れた中尾さんだって、まだまだやりたいことがあったはずだ。ご家族の方だって、どんなにか悔しいか。いつか迎える人生の終わり。がん?長患い?事故?認知?老衰?どれも辛いけれど、いつか、いや明日にでもその日は来るかもしれない。その為にはとにかく今日を、明日を悔いなく過ごそうと思う。だが、体力の衰えもあって、毎日ぐーたらと過ごしている私。人生の晩節を迎えた今、改めて与えられた日々を大切に過ごしていこうと思う。

暗い話はここまで。話題を変えます。

近所のニトリでクリスマスのイルミネーションを買ってきました。一番安い3,990円のブルートホワイトのLED球が付いたイルミネーション。点滅の種類は5種くらい選べる。タイマーも付いていて、6時間点灯して18時間の消灯が自動でセットできる。我が家は玄関側の小さな庭に、シマトネリコの木が1本植わっています。ここにツリーをつけるのにピッタリだ。4000円弱なイルミは、10年使えれば1年で400円!結局親しい電器屋さんの手を煩わせてしまったが、華やかに夜の通りを光っている。きっと道歩く人も、いいなあ!楽しいなあ!と思っていただいているはずと、自己満足しています。ほんの少しの電球だけど、今夜もきらきらと輝いています。

かみむらとみこ(MBS)

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