10月の秋晴れの日曜日、場所は京都太秦の東映映画村。私の所属する京都映画倶楽部では、毎年恒例の「京都太秦キッズシネマフェスティバル」を開催しました。企画に応募した10人の小学生を中心に短編映画を製作するのです。今年のタイトルは「キッズ新選組〜市中見回りの巻〜」。四人のチビッ子新選組隊員が、本物のベテラン俳優扮する隊長の厳しい指導で映画村のパトロールをする愉快な物語。実は監督は話題の映画「SHOGUN」を監修した実力者で、キャメラも照明も録音も昔大映・松竹・東映で腕を振るった元活動屋です。丸一日に及んだ撮影を通して子供たちは映画作りの難しさと楽しみを満喫したようでした。
鈴木 優