「老人ホームのボランティア」

同好会活動や飲み会で和気あいあいと楽しむ当クラブですが、いつからか「たまには社会貢献でもやらへんか?」と云う声が上がりました。思えば現役時代はテレビやラジオで得意な才能を発揮してきた面々。早速色々なアイデアが出ました。
まずは昨年、クラブのメンバーで結成したおやじバンドが浮かびます。音楽好きがギターやベースを持ち寄ってバンドを結成し、秋の懇親会で見事デビュー・ライブを成功させました。次に仲間の一人が劇団を作って活動しているとの事。聞けばテレビ和歌山出身の女性アナウンサーが、地元の宝塚でコミカルな一座を作り練習を重ねて時々公演を行っているらしい。
この二つをコラボして社会貢献と云えば、真っ先に老人ホームの慰問が頭に浮かびます。コーディネートは朝日放送出身のアナウンサー氏。おしゃべりはお手のものなので司会進行も任せられます。

本番は七月九日の火曜日。処はツクイ宝塚安倉デイサービスセンターです。梅雨時ながら何とか天気は持ちこたえ、「バンド」「劇団」のメンバーに加え記録・技術補助の為に事務局から3名も参戦。緊張の中、初体験ボランティアの幕が切って落とされました。

トップバッターは我が白秋バンドの昭和歌謡。毎月京都河原町のカラオケ館で練習した成果を選りすぐりの三曲で披露。「上を向いて歩こう」「高校三年生」「六甲おろし」といずれもご老人に馴染みの歌だったので一緒に楽しむ事が出来ました。途中で学帽・学ランを着せられ、最後はプロの歌手のアンコールまで聴いてもらいました。

続いて新体操法研究家の逸見祐司さんによる「フレイル予防のための足指ヨガ」。
そしてトリは宝塚笑(しょう)劇場によるミュージカル「水戸黄門」。お馴染みの主題歌に乗って時代劇の恰好の女性軍が登場すると拍手喝采。とても素人とは思えない歌と芝居、更におまけの南京玉すだれの妙技に大満足のフィナーレとなりました。

本番を終えた後は出演者全員で場所をカフェに変えて反省会と云う名の飲み会。早速「またやろう」の声も上がりました。このページをご覧の皆さん、もし我が旅芸人一座にご要望がありましたら事務局までお問い合わせ下さい。

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