【散策】 第198回例会報告

散策同好会 例会報告(24年3月)

 散策同好会は3月27日(水)、新年度最初の例会を京都東山で行いました。岡崎疎水で満開のサクラを十石舟から眺めようと、写真同好会にも参加を呼び掛けて準備してきましたが、3月中旬からの低温続きで開花が遅れ、サクラは空振りに。それでも朝から暖かい晴天に恵まれて、気持ちよく東山の散策を楽しむことができました。

 午前10時、地下鉄蹴上駅の改札前に22人が集合。南禅寺に向かうトンネルを抜け、まずインクラインへ。満開時は撮影スポットとして、特に若いインバウンドの超人気場所ですが、この日は鉄路の両側のサクラの蕾は固く、人影もまばら。坂道をゆっくり下ると、市街地を巡る山々の風景が清々しく、久しぶりの晴天に恵まれた喜びが沸き起こってきました。

 岡崎疎水の乗船場から貸切予約の十石舟(定員24人)に10時45分、乗船。「岡崎さくら回廊」を巡る25分間の船旅で、案内人は申し訳なさそうに、周辺の文化施設やインクラインの由来を説明。我々も陸上の子供たちに手を振って、それなりに楽しみました。無事、下船して無鄰菴、青蓮院、知恩院の前を抜けて円山公園へ向かい、正午前、「いもぼう平野屋本店」に到着。創業300年の有名老舗ですが、意外と初訪問の方が多く、趣のある店内奥の大広間で「いもぼう御膳」を味わいました。

 午後1時すぎ、暖簾前で全員集合写真をとって、円山公園へ。名物の枝垂れサクラの大木は、蕾は少しピンク色に染まっていましたが開花に至らず。ねねの道をたどって入山した高台寺でも、人気の枝垂れサクラは同様の状態でしたが、広い境内の各所で苔や竹林が美しく、東山散策の楽しみを堪能して、午後2時すぎ、自由解散としました。

 次回は5月14日(火)、神戸ハーバーランド周辺で「兵庫津ミュージアムから御座舟クルーズ」を楽しむ予定です。

(文責  田仲和彦)

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