クラシック同好会 11月 活動報告
2011年3月クラシック同好会スタート以来、初めて合唱曲を聴きました。
11月11日の大阪交響楽団名曲コンサート、モーツァルトの「レクイエム」です。前半はハイドンの交響曲第39番とモーツァルトの交響曲第25番、そして後半がレクイエムという豪華3本立て。前半2曲で”しっかりと”古典ムード”を作っておいて「ミサ曲」に突入という仕掛けが感じられます。
指揮は柴田真郁、長くヨーロッパでオペラを中心に活動した経歴があるそうです。男女4人のソリストと大阪響コーラス約80人の大合唱による「死者のためのミサ曲“レクイエム”」は1時間に喃々とする曲、聴く方も腰を据えて聴く“覚悟”が要りますが、参加14人のメンバーからは感動の感想が寄せられました。
また未完のまま終わった、この曲はモーツアルト死後、幾つかの補筆、校訂版が出ていて、他の版のCDを持っている同好会メンバーからは「新しい発見」というプロフェッショナルな意見も寄せられました。
私個人的には、“神に死者の安息を祈る儀式”という意味の「レクイエム」に、ウクライナやパレスチナ・ガザ地区の人々の苦難を考えずにはいられませんでした。
世話人 出野徹之