【散策】 第194回例会報告 「醒ケ井の梅花藻と鱒づくし料理を楽しむ」

 

第194回例会報告 「醒ケ井の梅花藻と鱒づくし料理を楽しむ」

 6月22日、散策同好会は滋賀県米原市の醒ケ井にでかけ、旧宿場町の風情と清流に咲く可憐な水中花を楽しみ、新鮮な鱒料理を味わいました。

 この日は朝から近畿一円、雨。そんな悪天候のなか、JR米原駅改札口に午前11時、予定通り15名(男8、女7)が集合。雨が降り続き、気温も16度程度とちょっと肌寒いなか、昼食をお願いしているお店の送迎バスが駅前ロータリーに到着、喜んで乗り込みました。約10分で、最初の見学地、「醒井木彫美術館」に到着。この地の伝統工芸、木彫の技を継承した地元作家らの仏像作品が1階に、2階には元館長収集のわが国近代画家の絵画が並び、中山忠彦の愛らしい女性像3点を前に話が弾みました。

 鑑賞を終えて外に出ると、雨脚はさらに強まり、しばらく雨宿り。玄関先で全員集合写真をとり、雨が弱まるのを待って、正午前、地蔵川沿いの散策に動きだしました。梅花藻の群生場所で写真を撮り、問屋場など宿場町の建物遺産を見学して、昼食会場の「多々美家」へ。

 江戸期から続く料理旅館の1階座敷は雰囲気があり、清流の生け簀で直前まで生かした川魚料理が自慢とか。次々と運ばれてきた 「鱒づくしコース」は、とても好評で、お酒が進みました。午後2時前に食事を終え、小雨になった地蔵川沿いを各自散策。湧水地「居醒の清水」を訪ね、牧野富太郎博士命名の伊吹山の高山植物名を学び、お土産を購入しているうちに雨も止み、3時すぎ、再び送迎バスに乗り込み、米原駅へ。雨にも負けず、もりもりと食べて、楽しい宿場町の半日でした。

 散策同好会は7、8月は休会とし、9月29日(金曜)、六甲山上で、秋の例会を再開する予定です。多くの方のご参加を期待しています。

(文責 田仲和彦)

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