クラシック同好会 活動報告
5月21日(日)、大阪交響楽団の名曲コンサートを聴きました。「フランス音楽の神髄に迫る」というサブタイトル。ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、ショーソン「詩曲」、サン=サーンス、交響曲第3番「オルガン付き」。高橋直史は長くドイツ、ヨーロッパ中心に活動をしていたとかで、私も初めて聴く指揮者でした。丁寧でダイナミックな、オーケストラとすっかり仲良くなった演奏でした。「牧神の午後」は繊細な、美しい曲。オーボエ、フルートの綺麗な音色がうっとりと夢の世界に誘ってくれました。
ショーソンの「詩曲」は高木凛々子のヴァイオリン演奏、ストラディバリウス「Lord Borwick」を貸与されていて、演奏開始から繊細な音がホール全体にしっかり響きます。隣の女性会員と、「これがストラディの音だね」と確認しながら聴きましたが、心なしか“高価な”音色に聞こえたのは私だけ?
後半の交響曲も含めて、この日は「1楽章仕立て」の曲ばかり。「オルガン付き」は一応2楽章にはなっているのですがマエストロは休みなく演奏、とてもドラマチックな交響曲になりました。隣の会員は、ザ・シンフォニーホールのパイプオルガンを聴いてみたいと話していたので、これまた大満足。大盛り上がりのエンディングに「凄い! 凄い!」を連発、この日はちょっとばらけた席に座った他の会員の皆さんにも、満足して頂いたのでは、と感じています。
世話人 出野