「春遠からじ・立山」

「春遠からじ・立山」 

居酒屋「舞子」

先日、富山の立山へ行ってきました。富山ではテレビ番組「孤独のグルメ」に登場した人気居酒屋「舞子」という店を従妹が予約してくれまして、運よく夕食を頂いてきました。「孤独のグルメ」という番組を私は知りませんでしたが、知る人ぞ知るの有名番組です。(テレビ東京)

「舞子」は、富山市内のやや不便なところにあるのに、予約が取れない店。中年の女将が一人で料理を作られています。おいしい富山の食材を中心に、おでんも美味しいと評判です。テレビで紹介される前から地元の人気店で、開店が夜6時で、朝5時まで営業しているのです。予約の電話は夜中の12時頃にしてほしい、でないと忙しく電話に出られませんとのことです。カウンターと小部屋、二階にも、少し大きな部屋があるそうです。我々二人はカウンターでしたが、他の客は北九州、愛知など観光客が多かったように思います。地元の人は我々が帰った後から賑わうのかも。予約電話をしたときに料理の注文もしておきます。その場で注文するといつ出てくるか待たされます。女将、従業員二人はとても優しく感じがよかったです。もちろんお料理は、お刺身

雪の大谷

白エビ、ホタルイカなど、どれも美味しくて超満足。おなか一杯食べましたが、(お酒も飲んで)一人3700円くらいのリーズナブルな価格でした。

翌日は、電車、ケーブル、バスを乗り継いで、いよいよ立山へ。天気予報は雪。気温はマイナス?度。4月15日に立山室堂(2450㍍)へのバス道が開通したばかりで、有名な雪の大谷を見るのが目的。運が良ければライチョウに会えるかも?やはり山は、みぞれが降り寒い!一寸先は闇ならず、真っ白で視界が少ししか効きません。雪の大谷は歩行禁止!ホテルから大谷の入り口付近までは行ってもいいということで雪の中、恐る恐る歩いて出かけました。ビューと風が吹いてきて滑って転びそうになります。気温-6度です。 翌日の天気を期待して、ホテル立山で宿泊、夜はおいしいフランス料理を頂きました。

翌日晴れました!!早速散策に行きましたが、周辺は雪が積もり“骨折多し”、と注意書きもあって、こわごわ一歩ずつ歩いて、

立山

散歩しましたが、ライチョウがあそこにいますよと言われても、遠すぎてたどり着けませんでした。写真同好会の一員としては、是非貴重なライチョウを写したかったのですが。観光客はほとんどインバウンドの人々。韓国、台湾、インド、欧米の人で、日本人の方が少ない。今日は念願の13メートルの雪の壁・雪の大谷にも行けてよかったです。従妹は歩くのがしんどいと私一人で出かけましたが、写真を撮ってもらおうと、声をかけるにもアジア系の人ばかりで、躊躇しました。

その日のうちに帰阪、疲れました。なのに翌日は、着物仲間5人となんばへ着物を着て出かけ、ランチの後、法善寺横丁にある「上方浮世絵館」へ行き、版画摺りを体験、夫婦善哉を頂いて帰りました。今井の横にある小さな路地「浮世小路」も面白かったです。近くにこんな面白いスポットがあるのを知りませんでした。ミナミもインバウンドの人々で、あふれかえっていました。昨日の朝は雪の中、今日は着物姿で難波へと、友人になんてタフと呆れかえられました。80過ぎのばばあがすることではありませんね。自分でもちょっと強行だったと反省しています。

個人的な旅の話で、失礼しました。

上村十三子(MBS)

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