「丹波黒豆栽培企画」 22年目の枝豆収穫
全国各地民放クラブの数多ある同好会活動の中で、猛威を振るうコロナ禍の影響を全く受けていないただ一つの同好会、それが、我が関西民放クラブの「丹波黒豆栽培企画」である。
この同好会の活動は年4回のみ。すなわち、毎年6月に畑に苗を植え、7月に草引き・追肥・土寄せを行う。その後は、10月にまず半分を残して枝豆として収穫、残り半分は11月に黒豆として収穫する。この間の畑の世話は農園のほうでやってくれるので、こちらは何もしなくてもいい。すべて野外の作業なので、コロナ禍でも休むことなく活動を行うことができた。年会費はわずか3500円、これだけで、一家族ではとても食べきれない量の高級食材・丹波黒大豆を、枝豆・黒豆の2回に分けていただける、という極めてオイシイ同好会なのである。
この同好会も、今年で22年目を迎えた。10月8日は22回目の枝豆収穫日、会員7名が兵庫県三田市の上器圃場に集まった。雨が続いていたので当日の天候が心配だったが、なんとこの日だけ秋晴れ。爽やかな気候の中、一同楽しく作業をすることができた。
この丹波黒豆の枝豆は、茹でるとふっくらして何ともいえない独特の上品な甘みがある。近所のスーパーで買う枝豆とは、食べるとすぐわかる違いがあり、毎晩のビールが進む。後は、11月の黒豆収穫で、お正月のおせちに欠かせない美味しい黒豆をいただける。
この同好会の唯一の問題は、会員の高齢化が進んでいることである。年4回だけとはいえ農作業を伴うため、体が動かなくなればできない。来年は新しい会員に多数参加してもらい、この全国に例を見ないユニークな同好会をずっと続けていきたいものである。
(KTV 髙井久雄)