辻 一郎会員が、「高橋信三とその時代」を刊行

辻 一郎会員が、「高橋信三とその時代」を刊行

 日本の民間放送誕生のために努力し、後に毎日放送社長に就任した高橋信三氏の逝去13回忌にあたる1993年、高橋信三記念放送文化振興基金が設立された。同基金は放送文化の発展に寄与する研究に助成を行い、これまでに214件の事業に助成された。

 しかし昨年、幕を閉じることになり、掉尾を飾るために高橋氏の足跡を記録に残そうと出版されたのが、辻会員の『証言と記録で綴る放送人「高橋信三とその時代」』である。現役時代に高橋氏の放送ジャーナリズムの神髄に触れた辻会員が記した565頁にもわたる高橋氏の伝記でもあり壮大な放送史である。

 この辻会員の出版を記念して、お祝い会が5月31日(火)に大阪ハービスプラザのガーデンシティクラブで行われ、30人余の有志が集まった。なごやかな辻会員のお人柄を表すような、暖かい会となった。

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