米国の友人から

 関西民放クラブの皆さん
コロナウィルスに負けずお健やかにお過ごしの事と思います。
先般、ロスアンゼルスに住む高等学校時代の同窓生にコロナ騒動にどう対応しているかが気になってメールしました。
帰ってきた返事をご紹介します。
彼女はご主人、仲間とダンススクールを主宰しています。

 

 八木様、お便り有難うございます。

 私も、今回のコロナによる世界規模の非常事態宣言が出た後、 八木さん初め日本のお友達に御連絡しなければとずっと思っておりましたが、毎日、 情報が刻々と変わってしまい、頭の中が整理出来ず、ご無沙汰してしまいました。

 4月20日の時点で、ロス郡全体(約1000万人)で、感染者数13.816人、死者617人。ご指摘の通り、ニューヨークと比較して、カリフォルニア州は死者数も彼等の半分以下。ロス郡の18市自治体の中で、少しづつ経済活動を再開させたり、外出自粛制限を緩和したり、というreopening の動きが出ているところもあります。

 でも州民, 市民の大半は、ますコロナの恐怖を終息させるのが第一と思っております。私も、3月半ばから州一斉に出された外出自粛要請、特に65歳以上は危険年齢層としての、極力自宅待機勧告にしたがい、不必要な外出を制限されてしまい、ダンス関係の活動 (グループ練習、公演、個人レッスン、老人ホームでの授業等)全てキャンセル。手足をもぎ取られたみたいな生活に耐えています。
 一回一時間位の散歩、音楽に合わせて居間で動ける範囲での自己練習、息子家族とのスカイプ会話、日英両語のテレビニュースにヤキモキしたりの5週間が過ぎてしまいました。こんな状態が何時まで続くのか、ある州の学校は9月の新学期まで休校、その後の授業もオンライン形態になるかもという恐ろしい予想が出ています。仰る通り、ミクロの細菌に全人類がここまで追い詰められるとは、何かの暗示なんでしょうか。
 さて、2021年に予定していましたダンス仲間との日本旅行ですが、東京オリンピックーパラリンピックが2021年に延期になりましたので、私達の旅行も一年延期して、2022年にしようと話し合っています。先のことは全然目処がたたず、今は毎日の情勢に身を任せ的な心境です。
 とにかく、出来る範囲で身心共に健全であれるよう、頑張るしか無いんですね。
皆様もどうぞお元気にご自愛下さい。
ロスよりK.I
以上です。
 小生は、一日2回の愛犬の散歩以外は外出を控えています。暖かい会員の皆さんと触合い語り合うことの出来る民放クラブの有りがたさを痛感する毎日です。

 (八木晉一)

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