クラシック同好会例会報告

 

 フェスティバルホールで、大阪フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会を聴きました。

 新型コロナウィルスの影響で、ホールのスタッフは勿論、大阪フィルのスタッフも皆、白いマスク姿と物々しい雰囲気。顔見知りの事務局次長も「大変ですわ」と困惑顔でした。満席に近い客席の方がかえってマスク姿が少ないようでしたが、いずれにしても主催する側も音楽を聴く方も当分気の抜けない状況が続きそうです。

 コンサートは秋山和慶指揮で、ハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」、辻彩奈でプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番、チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」とロシア系。辻彩奈を聴くのは豊中文芸センターでセンチュリーとの共演以来。

 同好会としては今年度2回目ですが、大キャパシティのフェスティバルホールにスケールの大きな演奏を存分に響かせ、堪能させてくれました。

 プログラムノートにも「今、若手ヴァイオリニストの中で一番注目されていると言って良い」とあり、私たちの“耳の財産”になりそうです。この曲同様、チャイコフスキーの第一番という交響曲もあまり演奏されない曲だそうです。(プログラム:中村孝義氏)同好会員の皆さんも初めて、私も初めて聞きました。

 「Ⅰ.冬の旅の夢想」、「Ⅱ.陰気な土地、霧の土地」と珍しく楽章ごとに標題がついていて、厳しいロシアの冬の風景が、瑞々しくも美しいメロディとともに綴られて行きます。チャイコフスキーが26才にして初めて書いた交響曲。

 若々しさと意気込みのこもった“新しい”交響曲を聴いた感じがしました。

世話人 出野

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