久しぶりに集合写真を撮ろうと、終演後、ザ・シンフォニーホールのホワイエに集合。
「ポロネーズが始まった瞬間、何て綺麗な音色!と感動しました。」とは初参加の会員の声。
待ってましたと、1993年フランス生まれ、26歳のジョナサン・フォーネルのピアノの話題に花が咲きました。
9月例会は関西フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会、超満員の中、クラシック同好会の為に席を押さえて頂きました。
音楽監督・オーギュスタン・デユメイの指揮で、ショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」、「ピアノ協奏曲第2番」、ベートーヴェン「交響曲第6番・田園」を聴きました。
フォーネルのピアノはポロネーズから全開。“煌びやか”、“ブリリアント”と言った表現が適切なのでしょうか、高い音まで細やかに美しく届いてきます。
ふとプログラムを見ると次の曲は同じくショパンのピアノ協奏曲。「2曲続けて演奏するのかナ?普通、客演のソリストは協奏曲1曲だけだけど」などと、以前、オーケストラの運営に関わった者として要らざる心配をしてしまいます。
私の野暮な心配をよそに、ポロネーズの後、若干の間をおいて、ピアノ協奏曲を優しく、激しく聴かせてくれました。会場からの大拍手があったのは言うまでもありません。応えてアンコールまで。良い演奏を沢山聴かせてもらって、“得したような”コンサートでした。
休憩をはさんで後半がスタートする前、何やら客席がざわついたり拍手が起きたりしています。何とフォーネルが疲れた風もなく客席にやって来たのです。あくまでもタフなフォーネル氏とともに、女性会員言うところの「生で聴くとしみじみします」という「田園」を楽しんだのでありました。
世話人:出野