国語辞典では「暑気払い」とは「夏の暑さを払う、もしくはその動作を言う」とある。
ずーっと昔にはクーラーもなければ冷蔵庫もない。暑さを乗り切るために「涼しさを感じさせる打ち水」だったり、「冷たさを感じる食べ物」を口にしていたようだ。本来の「暑気払い」を思わせる。
中之島を見渡せる土佐堀川の川溿で暑気払いをした仲間がいる。
「北浜うらら」という料理店に集まったのは我が関西民放クラブ写真同好会の面々である。
幸い台風8号も逸れ、爽やかな風を感じながら酒に酔い、料理に舌鼓を打つ。
我が同好会は年末にかけて「全国写真の会コンテスト」への応募と「第2回関西民放クラブ写真同好会写真展」の開催を控えており、宴はその話で盛り上がった。乗り切るにはみんなで力を合わせ頑張るしかない。
我々の「暑気払い」は、もはや「決起集会」。大いに飲もうということらしい。
(車谷隆史)