2月9日、大阪フィルハーモニー交響楽団の第525回定期演奏会を聴きました。私たちは2階席を取って頂きましたが、思った以上にステージが近く、とても良い音が聴こえてきます。フェスティバルは初めてという会員も居て新しいホールの雰囲気も併せて楽しんで頂きました。
指揮のコンスタンティン・トリンクスはドイツの生まれ。ヨーロッパで数々の名曲の指揮をしたり録音をしたり、というキャリア。
今回のR・シュトラウス「バラの騎士」は初演100周年にドレスデンで初めて指揮をしたといいます。
一曲目、モーツァルトの交響曲「リンツ」は次回、3月の例会では日本センチュリーの演奏でも聴いて頂こうという曲、聴き比べは如何?とご案内しています。
バロック・ティンパニーを使い、第一ヴァイオリンが10人、管楽器も少人数と大フィルにしては一回り以上小型の編成。トリンクスは如何にも“クラシック・本場・ドイツ”という香をいやがうえにも漂わせて、聴衆を酔わせてくれます。
小菅優の躍動的なピアノで聴かせる「ブルレスケ」に続いて同じくR・シュトラウスの「ばらの騎士」組曲が演奏されました。
本来はオペラなのですが演奏会のために編まれた組曲版だそうです。大フィル本来の大編成でオペラ「ばらの騎士」に出て来る様々なワルツが明るく楽しく演奏され、客席も盛り上がっていきます。
長身に燕尾服が良く似合う指揮者は、宮廷さながら、踊るような演奏でオーケストラを引っ張ります。会員の皆さんも「楽しかったね」と十二分にワルツを満喫して頂いたようでした。
関西民放クラブの皆様、次回は3月7日日本センチュリー交響楽団3月定期を聴きます。ラロ「スペイン交響曲」、モーツァルト「リンツ」、ストラヴィンスキー「火の鳥」です。ご参加希望の方は事務局まで。
(世話人 出野)