散策同好会は11月19日(月)、「旧国鉄廃線敷を歩き、武田尾の紅葉を楽しむ」と題して今年最後の例会を開催しました。JR福知山線の西宮名塩駅から武田尾駅にかけての人気のハイキングコース(4.7km)ですが、短いコースも設けて、総勢30人が参加、色づき始めた紅葉を楽しみました。
6つのトンネルすべてを歩くAコースは、西宮名塩駅に午前10時、21人が集合。西宮市北部の山あいの集落を抜けて、廃線敷入口まで約20分。ここからハイキングコースが始まりました。1980年代の電化・複線化で、単線の旧線が廃線となり、その跡をJRが整備して2016年から一般開放されたのがこのコース。枕木の残る平坦な道ですが、6つのトンネル(最長413m、最短91m)の中は真っ暗。全員、懐中電灯を手に、足元を確かめながら、武田尾を目指す約2時間半のコースです。
Bコースは、武田尾駅に10時35分集合。Aコースの出口サイドから逆に3つのトンネルを歩き、武田尾に戻る約4kmのコースとしました。途中にある広場、桜の園で2つのコース参加者が集合、一緒に昼食会場の「武田尾温泉紅葉館別邸あざれ」を目指すというのが当初計画でした。しかし会員の高齢者が自慢(?)の散策同好会のこと、Aコースのトンネル内でちょっとしたアクシデントが発生。若手会員と紅葉館のマイクロバスの応援で、事なきを得ました。若手会員と紅葉館のご配慮に厚く感謝いたします。
こうして今年4月から6回開催しました散策同好会の例会は無事、終了しました。年々高齢化が進み、コースの選定も難しくなっていますが、来年もできるだけ多くの人が参加して楽しめる同好会にできますよう、世話人一同、知恵をしぼりたいと思います。
文責 田仲 和彦