『4+1の会』のお披露目
~北新地・マンマミーアで~ 8月8日(水)
昨年4月、大阪茶屋町、ギャラリー4匹の猫で西村嘉郎会長・北野栄三前会長の「メディアの二人展」が開催された。
来場客は6日間で284人を数え、個人展としては大反響、大成功だった。
会場は居心地がよく、来客はすぐには帰らず、サロン化した2階はワインと日本酒で盛り上がっていた。心から楽しんでいるという事はこんな風景か? 終日、来客の笑顔と笑い声を耳にした。
今年は西村嘉郎会長、北野栄三前会長に上村十三子さん伊藤妙子さんも加わって、絵画出品者は4人に。また、辻一郎さんがこの春「メディアと青春」を出版され、お祝いを兼ね『4+1の会』を開くことに成った。
西村会長は絵画展開催のため、北新地・イタリア料理「マンマミーア」のオーナーシェフに何度も交渉。無傷の天井にピクチュアーレールを這わせ、ハンギングワイヤーで絵画を取り付け、固定させるというもの。北新地・マンマミーアに世界一小さな美術館が誕生した。
当日、正午の気温は37度。酷暑の中、参加者34人が集まり満員の盛況。
『4+1の会』は鈴木理事長の司会で始まり、西村会長の挨拶、北野前会長の乾杯の発声、そしてパーティーへと続く。
次々出されるワインを頂きながら気の会った仲間とおしゃべりをするのも良し、1人で静かに飲むのも良し。豪しく、ゆったりと飲めば更に良し。適量を飲めば心地よく最高の良薬になる。イタリア直輸入ワインを心ゆくまで味わった。
いよいよ本日のメーンテーマである出品作品の品評会を行うが、やはり目につくのはイタリア「トラットリアの観光客」油彩10号。「ノルマンディーの古い教会」油彩10号。『サンマルコ広場』スケッチ画。大作の『出番待ち』油彩30号。ここに来た誰もがこれらの作品に魅了されたと聞く。次いで、絵画を趣味にする人の体力。根気、モチベーションの維持を挙げる。如何に続けるか、継続の大変さがわかると異口同音に唱えた。
辻一郎さんの『メディアの青春』~懐かしい人々~ これは辻さんの取材日誌でもあり、印象に残った人々の回顧交遊録。感動的なエピソードが網羅されている。是非一読願いたい。
佳境に入り、遠くの席から歌のリクエストが入る。上村十三子さんが“サンタルチア“を歌うと、野口富生・伊藤妙子両氏が“乾杯の歌“をデュエットで返す。最後は飛び入りで滝川揚子さんが”FOR YOU”を高らかに歌いあげた。
それにしても、皆さんお元気である。4+1の会の面々はテレビ黎明期にテレビマン、テレビウーマンとして活躍した人ばかり。二刀流(二天一流)以上のオールラウンダー。本人の努力もあるが、なんでも器用にこなしているから不思議だ。
久しぶりに盛り上がったミニパーティーの最後は、北村一明さんの閉会の辞でお開きとなった。
≪マンマミーア≫北新地
静かな隠れ家的レストランである。北木(ミケーレ)オーナーシェフは青年の頃、イタリア文化に憧れてフイレンツェに語学留学。アッシジのホテル・サンタルチアでイタリア料理の修業に励んだそうだ。帰国後も。毎年イタリアを訪問して料理研究に勤しんでいる努力家。
お薦め料理はピッツァの窯で焼く「季節野菜の窯焼き」・イベリコ豚のロースト・ミラノ風カツレツなど。
ランチメニューも。
文通手段 地下鉄御堂筋線梅田駅徒歩8分
京阪淀屋橋徒歩6分
お問い合わせ 06-6341-2520
(竹村章治)