大阪で大きな地震があった翌々日の20日、6月例会で大阪フィルハーモニー交響楽団、マチネ・シンフォニーを聴きました。
まず同好会会員の一人がモノレールの運行停止と地震の影響で自宅内に物が散乱とのことで欠席となりました。
更に当日は大阪環状線の運転トラブルで数人の会員が開演ギリギリに到着、さらにオーケストラの方も、地震の日は楽団員が到着できず、練習がままならなかったとのことで曲目が一部変更されてコンサートが行われました。
始まってみるとさすが大フィル、そんな影響は微塵も感じさせず、分厚い大フィルサウンドをたっぷりと聴かせてくれました。踊るような演奏の成田達輝のヴァイオリンがオケと絡み合って、ビゼーの歌劇「カルメン」第1組曲で聴衆を興奮の世界へ連れて行ってくれます。
さらにマルケス作曲「ダンソン第2番」から後半のミュージカル「ウェストサイド物語」より“シンフォニック・ダンス”まで、プログラム解説、響敏也さんはこう書いています。
“指揮者もオーケストラも、あなたの心も踊らずにいられない。
それが本能のように。
本能が躍る真昼へ「ようこそ」”
気がつけば体がリズムを刻んでいる、楽しいコンサートでした。
(世話人 出野)