兵庫県立芸術文化センター・小ホール。はじめてこの響きの良いホールで気持ちよく歌ったのは20周年記念演奏会でした。あれから5年、2017年10月25日、ついに「25周年記念コンサート」を迎えたのです。
来年は、1988年に発足した関西民放クラブが30周年を迎えます。クラブ内22の同好会が種々の趣向を凝らして、記念の年を迎えることになるわけですが、私たちのコンサートは、その「プレイベント」のタイトルをいただき、スタートいたしました。
さて、最初のステージ「フォスターメロディー」5曲は、おなじみの曲ながら、ちょっとむずかしい編曲ではありましたが、どうでしたでしょうか?まぁ、大きな破綻もなく?「実力通り?」の出来だと言ってよいでしょうか。
第二部は、2年前に「まかーな」の中で産声を上げたウクレレクラブが「マカナカ・アイランダース」と銘打って登場、メンバー8人がウクレレ初めて、またの名前を「ナカナカ・アワナンダース」と言われるように、本番前のリハーサルでは、なかなか合わず心配しましたが、リーダー川村さんのスティールギターにリードされて、「ブルーハワイ」、「花」、コーラスが入って「南の島のハメハメハ大王」「アロハオエ」、と会場を和やかにしたことは確かです。
第3部、歌いなれた「愛唱歌」のステージ、調子が出てきました。「二度とない人生だから」から始まり、「ラ・ゴロンドリーナ(つばめ)」は仲間、大河内さんの訳詩、友人、クローバークラブ「水曜会」の脇地駿さんの編曲です。「U・BOJ!」は原語クロアチア語、混声の楽譜はクロアチアのかた、山崎エレナさんから提供していただきました。続いて「少年時代」、「黄昏のビギン」へと懐かしい曲が続き、ガラッと変わって敬虔にモーツアルトの「アヴェヴェルムコルプス」
最後の2曲は、東京から駆けつけてくださった関東民放クラブ合唱団(KGM)14人の皆さんも合同で「小さな幸せ」、東京の砂田さんの指揮で「森の教会堂」を熱唱。大きな拍手に包まれました。アンコールは「はるかな友に」、そして恒例、最後の「ハレルヤ」、会場からも13人の方がステージに上がって62人の大合唱となりました。
さらに、今回は、初めての「ロビーストーム」。ありあまる若さを爆発させるようなロビーストームとは参りませんでしたが、皆さんの、にこやかな笑顔を間近に感じながら感謝を込めて歌う「サリマライズ」は、また、格別でした。
関西民放クラブの皆さん、ほか多くの皆さんに助けていただいた25周年コンサート、そして来年の関西民放クラブ30周年記念プレイベントは、めでたく終了しました。
次のステージを目指して一緒に歌いませんか!
(髙梨 欣也)