大阪交響楽団の名曲コンサート、10月7日は2回公演。昼の部は完売とのことで17時からの部を聴かせて頂きました。
指揮は、NHK「らららクラシック」や「題名のない音楽会」に出演の田中祐子、ピアノは2002年のモーツァルト国際コンクールで日本人として初めて優勝した菊池洋子。
昼の部が完売する訳です。プロコフィエフの「古典交響曲」とモーツァルトの最後の交響曲第41番、オーケストラは2曲ともトロンボーンが入らず、管楽器も2人ずつ、第一ヴァイオリンが10人という小規模な古典的な編成。
女性だからという訳ではありません。チャンスがあれば生きの良い、新しい指揮者は聴いておきたいもの。この夜は予想に違わず、聴いて良かった、見て良かったというコンサートでした。
自分はこんな音楽をやりたい、という田中の気持ちがオーケストラに見事に行き渡り、キレの良い、丁寧な、ダイナミックな指揮、演奏でした。
同好会員の一人は「指揮台の上で舞っているような」と評しましたが、小柄な体を一杯に使ってオーケストラをぐいぐい引っ張っていく姿は「スカッとして、今日はよく眠れそう!」という印象。
終演後、各オーケストラをよく聴いている顔見しりの男性にばったり会いましたが「ええ演奏でしたな~」の一言に“同感”のコンサートでした。
(世話人:出野)