クラシック同好会では今やレギュラーになった感のある、ザ・シンフォニーホールビッグバンドコンサート、9月14日にVol.7を聴きました。
今回は若者の姿を結構見かけました。こういったファンが増えて、ビッグバンドがもっとポピュラーになると良いなとオールドファンは思いました。
幕開けは「A列車で行こう」、お馴染みデューク・エリントン楽団のテーマ曲。
調べてみると“1941年に発売したレコードが大ヒット”とあります。80年近くたっても心を湧き立たせる名曲、しかも第二次大戦のさ中というのも驚きです。
秋の曲「枯葉」、そしてルイ・アームストロングの大ヒット「この素晴らしき世界」と続きます。
最近は、こんな大音響で音楽を聴くことなどめったにありませんから、始まったとたん、“ヴォリューム下げなければ、、”なんて思ってしまうのですが、聴いているうちに“スカッとサワヤカ・・・”になってきます。
後半はクロマチック・アコーディオン奏者“かとうかなこ”との共演、チョッとジャズのセッションのようなスリルを味あわせてくれます。
鍵盤のない、ボタンだけのアコーディオン、“重さは10数キロ、ボタンの数は片方だけで70何個”などと客席を沸かせていましたが、メロディーを奏で、リズムを刻んで、バンドを向こうに“一歩も退かず”といった良いセッションでした。
チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番」がどんな風に料理されるのか、同好会メンバーの一人が“楽しみ”と言っていましたが、お馴染みの旋律はキチンと聴かせ、間では“トゥインクル・トゥインクル・リトルスター”で遊んだりして面白いアレンジでした。
アンコールの方が長いのでは?というこのコンサート、今回もパイプオルガンが入り、ドラマ―の超絶テクで、“シング・シング・シング”が演奏され“興奮の一夜”が幕となりました。
クラシック同好会の面々も大音響を“堪能した”顔で、皆さん、結構お若いデス。
(世話人:出野)