公益信託高橋信三記念放送文化振興基金について
「放送を考える会~メディアウオッチング~」
紹介する事業活動は、
公益信託高橋信三記念文化振興基金の支援の下、
なされたものです。
「高橋信三基金」の助成による関西における民間放送史の編さん及び出版
かつて民間放送に所属していた放送人をメンバーとする関西民放クラブの「放送を考える会~メディアウオッチング~」は、2015年から約2年かけて、民放草創期から放送現場に携わっていた制作者51人から聞き取り調査を行い、名番組の誕生秘話など関西における民間放送史を新たな視点で編みました。
取りあげた番組は、日本初の民間放送「新日本放送」時代のラジオ番組から「スチャラカ社員」「11PM」「パンチDEデート」「日本万国博開会式」まで多岐にわたっています。さらには、1995年「阪神淡路大震災」発生当時の生々しい証言も改めて記録しました。
この聞き取り調査は、高橋信三記念文化振興基金の助成を受けた事業活動であり、その大きな目的として、放送メディアがたどってきた生みの苦しみ、葛藤、そして喜びを今の若い放送人に形あるものとして伝えることと位置付けています。
100時間を超えるこの膨大な録音記録を基に編集したのが2015年10月に出版した『民間放送のかがやいていたころ~ゼロからの歴史 51人の証言』です。
680ページにのぼる証言集には、初めて公開される情報も散見され、かなりユニークな切り口が特徴となっています。
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