今回は番外編、初めての試みで、
ザ・シンフォニーホールビッグバンド ジャズを聴きました。
同好会の会員と民放クラブ会員総勢15人でした。
1月27日夜のザ・シンフォニーホールはカジュアルな観客で埋まりました。心なしか会場には“ワクワク、ウキウキ”した雰囲気が漂っています。黒タキシードの若い演奏家たち16人が舞台両そでから出てきます。位置に着いたとみるや、ドラマーの「ワン、トゥー、スリー、フォー」の掛け声とともに「Oh So Docks Swing」でコンサートが始まりました。
去年1月、トランペッター菊池寿人をリーダーに結成されたこのバンド、「最近ビッグバンドのコンサートが少なくなった」と嘆くファンの願いを結集して人気が上昇、今回早くも4回目の演奏会です。
続いてはコール・ポーターの名曲「ビギン・ザ・ビギン」から「カリブ」まで5曲。リーダー菊池の脳天を貫くようなハイトーンのトランペット、サム・テイラーを思い出させるテナーサックスの響き、ドラムス・ベース、ピアノ、トリオの掛け合いとビッグバンドならではの世界に誘ってくれます。
後半はヴォーカル加藤ヒロユキが加わって「ニューヨーク・ニューヨーク」、「想い出のサンフランシスコ」など趣きが変わります。
圧巻はアンコール、ピアノの宮川真由美が正面2階席のパイプオルガンを演奏、加藤がそばで歌う趣向、曲は「アメイジング・グレイス」。クラシック同好会メンバー感慨の声「こんな世界もあるんですねぇ」
ザ・シンフォニーホールの魅力を最大限使ったコンサート、“これでもか”と楽しませて頂きました。
(出野徹之)