漱石を読む会

辻 一郎

 天満天神繁昌亭の支配人、恩田雅和氏を先生に、漱石の作品を読んでいる。

 明治の文学者のなかで、漱石は際立って面白い。日露戦争に勝って日本人が浮かれているとき、登場人物の口を借りて「日本は滅びるね」と言わせたのは漱石だし、文部省が文学博士号を贈ったとき断固辞退したのも漱石だ。「末は博士か大臣か」と言われた当時である。

 日本にはまだ40~50人程度しかいなかった博士号を断って、自分の居場所はアカデミズムでも文壇でもなく、ジャーナリズムや庶民の側にあることを世間に示した。しかも演説をすれば「抑揚頓挫紆余曲折の妙」。俳句や落語にも造詣が深い漱石の作品には、何とも言えない味がある。

 その上、恩田氏の行き届いた解説で、会は何時も盛り上がる。「ああ、そうでしたか」と新発見の連続だ。その上、漱石の足跡をたどって縁の地を訪ねる楽しい課外授業も、年に1度程度のペースで開いている。是非是非、ご入会を。

お仲間歓迎  世話人代表 今井 敦子(ABC) 

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