今年最後の例会は、関西フィルハーモニー管弦楽団のご協力で「いずみホールシリーズ第39回」のコンサート、新入会員を含めて9人で聴かせて頂きました。
指揮は音楽監督のオーギュスタン・デュメイ、ヴァイオリンはエステル・ユー。曲目はシューベルトの「ロザムンデ」間奏曲、同じく交響曲第7番「未完成」、そしてブラームスのヴァイオリン協奏曲。
2011年に音楽監督に就任したデュメイ、今年は関西フィルを率いヨーロッパツァーも行いました。
普通ですと「ロザムンデ」に続いて、ヴァイオリン協奏曲となるのですが短い交響曲なので次は「未完成」。聴けば聴くほど美しい、耳に優しいメロディのこの曲、何故2楽章までなのか未だに解っていません。
2楽章までだから良いのか、4楽章の完成型だったらどんな曲になっていたのか、興味の尽きない名曲です。
後半、満を持してエステル・ユーの登場。アメリカ生まれ、東洋系の小柄な女性ですが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を力感一杯に聴かせてくれました。
場内からの拍手鳴りやまず、カーテンコールに続いてアンコールも2曲というおまけ付き。
それにしてもエステル・ユー使用、1704年製のストラディヴァリウス《Prince 0bolensky》、いずみホールの音響と相まってよく響くこと、「これぞストラディ」と堪能させてもらった一夕でした。
皆さんもクラシック同好会でご一緒に音楽を楽しみませんか?ご参加をお待ちしています。
世話人:出野徹之