日本民放クラブ全国囲碁大会 札幌

日本民放クラブ全国囲碁大会 札幌で10月20日開催

関西から7人参加 決勝トーナメントに進出できず

 民放クラブ全国囲碁大会が10月20日、札幌のジャスマックプラザホテルで開かれ、全国から27人の会員が参加して熱戦を繰り広げた。優勝したのは磯島俊毅7段(CBC)、準優勝は玉貫琢也7段((RCC)で、関西勢は残念ながら7人全員が決勝トーナメントに進出できなかった。大会後、当ホテルで交流会を行なって1泊、7人は翌日1泊2日の旅に出た。

 昨年は関西が幹事で、尼崎で開催したが、今年は北海道。関西からは牧野元良7段(ABC),松岡秀一4段(ABC)、中嶋敏朗3段(TVO),丹羽豊3段(KTV),尾崎信二初段(ABC),矢澤康治1級(ABC),中川民雄2級(TVO)の7人が参加。地元北海道と並ぶ最多参加者を数えた。大会は27人が各4人ずつ(1組のみ3人)て、7組に分かれて予選リーグを戦い、3戦全勝した6人が決勝トーナメントに進出した。ただ、関西勢は過去に例がないほどの不振で、全勝者は出ず、トータルで5勝15敗だった。幹事会では来年は広島で開催することを決めた。

 21日、朝から観光タクシーをチャーターして登別温泉を目指して旅に出た。2日間とも天候に恵まれ、今が盛りの紅葉を楽しんだ。運転手さんのガイドぶりも見事で、北海道の自然や、生活文化の特色などがよく理解でき、いい勉強にもなったと一同喜んだ。ルートは札幌を南に向かい、定山渓、中山峠、そして豪快に流れ落ちる湧水がおいしい「ふきだし公園」を経て、2008年洞爺湖サミットが開かれたポロモイ山(625ⅿ)上にある「ザ・ウインザー・ホテル」へ。聞きしに勝る豪華ホテルで、眺望も見事。アクセス道路も1本のみで警備に都合がよさそうだ。ここで昼食に美味しいそばを賞味した。さらに有珠山、昭和新山に立ち寄り、宿泊先の登別グランドホテルへ。 このホテルは登別でも老舗で、温泉は泉質も硫黄泉、鉄泉など多彩で湯量も豊か。食事は味よく、適量で大満足した。

 22日は登別温泉の地獄谷、そして硫黄泉の大湯山沼を見物、白老町のアイヌ民族博物館「ポロトコタン」では民族舞踊などを観賞。支笏湖畔で昼食にヒメマス料理などを食し、最後の観光スポット「サーモンパーク千歳」へ。ここでは産卵のため、千歳川を遡上するサケの大群を見ることが出来た。川をせき止め、インデアン水車と呼ばれる水車で採卵用のサケを獲るのだが3、4秒に1匹ぐらいのハイペースで次々とサケがかかる様は圧巻だった。ちなみに採卵後のサケは加工用に回されるということであった。ここで1泊2日の楽しい旅は終わった。

(TVO 中川民雄)

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