関西民放クラブの秋の懇親会は、今年も好天に恵まれた10月10日、大阪梅田の「ホテルモントレイ」で行われた。この日は東京オリンピック開催50周年の記念すべき日で運動会を開いた学校も多く、体を動かし運動をしたいと言う気持ちはあったが、脳は「飲んで食ってのんびり過ごそう」と指示、例年通りの懇親会となった。
会員の平均年齢は上がったものの、今年も去年とほぼ同じの130名が参加。まず、写真、陶芸、俳句、川柳などを見て回った。今年の新趣向として、個人で出展した人を対象に「同好会大賞」を制定、写真の部で参加した細田教司さんが大賞を獲得した。
懇親会の幕開けは、恒例「コールまかーな」のコーラス。今回から指揮者にKBS出身の川村輝夫さんを迎え、気分一新、朗々たる歌声を披露してくれた。
続いて西村嘉郎会長が登壇、次のように挨拶した。
『我が国の平均寿命は今年、男性も80歳を超え、いよいよ「人生八十の時代」にはいった。 医療の進歩で、今後平均寿命はまだ伸びる。65歳で退職、第二の人生をどう生きるか!健康で充実、しかもお金をかけない方法!それは「民放クラブに入ること」です。そして現役当時からこれまで、「出来なかったことへ挑戦すること」です。皆さんのお近くに民放クラブにまだ入っていない人がいたら、是非誘って欲しいと思います。』
この後ご来賓(10名)を紹介し、代表して関西テレビ放送専務取締役の堤田泰夫さんが次のように挨拶した。
『関西民放クラブの懇親会に始めて参加したが、こんなに良い会があったのかとうれしく思っている。私は若い頃「宝塚歌劇」の番組を担当したが、その頃はテレビも放送開始して20年余りでまだ若かった。それが今や60年を超え、4K・8Kテレビへと変化し、経営も厳しい時代となっている。若者は新聞を読まないし、スマホばかりしている。しかし、3.11でテレビ・ラジオは再認識された。われわれは、これからも信頼できるメディアになって行きたいと考えている』
今年傘寿をお迎えした方は過去最高の35名。お祝いの品を送りしました。
この後、会長は、物故者(小幡佳男・田中史子)への思い出を話し、江戸時代のメイ句「まずはひとまずさようなら そのうちみんなをよんでやる」を紹介、皆で黙祷しました。
半年ぶりや、一年ぶりの再会を喜び、楽しく賑やかに、懇親を確かめ合いました。
(鈴木正勝)