散策 吹田の街歩きとビール工場見学

吹田の街歩きとビール工場見学

 

 心配された台風も遠ざかり、快晴に恵まれた9月30日、散策同好会一行50名はJR吹田駅に集合。

 吹田まち案内人のリードで旭通り商店街へ。戦前は狭い通りであったが昭和20年空襲に備えて建物疎開で拡幅。戦後立ち退いた商店も戻り、現在の広さになったとの説明があった。

 ラッパのマークでお馴染みの大幸薬品の本社を右手に見ながら高浜橋から安威川と神崎川の合流点を見下ろした後浜屋敷へ。

 浜屋敷は江戸時代吹田村の旧庄屋屋敷。平成12年吹田市が所有者から寄付を受け「吹田歴史まちづくりセンター」として活用されています。この日は休館日で主屋の座敷には上がれませんでしたが、入母屋づくりの屋根、土間には円弧状に配置された5個の竈、吹田の瓦が埋め込まれた中庭、吹田まつりに使用される「だんじり」など見学後、重要文化財「旧西尾家」を訪問。

 西尾家は江戸時代からの庄屋で現在の建物は明治28年(1895年)に建て替えられたもの。風格のある長屋門、数寄屋風の主屋、ステンドグラスのある応接間、茶室、蔵、風情ある庭園など見学。電話は吹田で最初に設置したそうで、番号は0001番。ちなみに0002番はアサヒビールだそうです。

 午後は素戔鳴尊(すさのおのみこと)を主神とする片山神社参拝後、アサヒビール工場を見学。製麦工程、仕込工程、発酵工程、ろ過工程、パッケージ工程など見学後、マイナス2度に冷やされたビールを堪能、一日を終えました。

                    (佐伯武夫)
  

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