今年の例会も繁昌亭昼席からのスタートです。当日は、我々関西民放クラブの団体(41名)を意識してか通好みの演目が並び、世話人の「初笑い」の思惑とは違って能天気に笑える噺が少なかったのは残念でしたが、中トリの桂文太の「死神」、トリの桂九雀の「文七元結」と三遊亭圓朝作の人情噺が二つも並び、恩田支配人によると、これは寄席では非常に珍しいことで、繁昌亭始まって以来のことだそうです。
そうした珍しい偶然に立ち会えるのも、落語を楽しむ醍醐味かもしれません。
当日参加された方は、ラッキーでした。
(山口 記)