クラシック同好会 例会報告(11月 2月)

 

 昨年11月は大阪フィルハーモニー交響楽団のご協力を得て、ザ・シンフォニーホールでマチネ・シンフォニーを聴かせて頂きました。指揮者・井上道義さんの軽妙なプレトークがあって、今回は珍しい「左手のためのピアノ協奏曲ニ長調」(ラヴェル)が演奏されました。演奏は2002年のモーツァルト国際コンクールで日本人として初めて優勝して一躍注目を集めた菊池洋子さん。
 
 第一次大戦で右手を失ったピアニストの委嘱で作曲された曲ですが菊池さんは両手とも健常、解説書によると使わない右手の方が疲れるのだとか。最初は気になった左手だけの演奏ですが聴いているうちに思わず曲に引き込まれてしまったのは矢張り、ピアニストの流れるような演奏によるものだと感心させられました。
 
 マーラーのファンは多く、今回は代表的な曲「巨人」、我が会員の中にも心待ちにして居られた方も居て十分に楽しまれたのではないでしょうか。
ましてや大編成の大阪フィルは、“お手の物”というダイナミックな演奏で、会場を出た後も暫く興奮冷めやらぬコンサートでした。
  
  

  
 年が明けた2月、日本センチュリー交響楽団恒例の小泉和裕指揮「四季・冬コンサート」をNHKホールで聴きました。
  

 ほぼ同時代の作曲家、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番とブラームスの交響曲第4番。ヴァイオリンの山田晃子さんは2002年ロンティボー国際コンクールにおいて史上最年少16才で優勝したという実力者、続けて演奏される3つの楽章をオーケストラとともにバラエティ豊かに展開して聴かせてくれました。
  

 交響曲は実は私の大好きな曲(済みません)、最初から最後までノリノリで、頭の中では指揮棒を振りながら聴いていました。

民放クラブ会員の中には、CDを聴きながら指揮棒を振っている方がおられるのでは?そんな貴方、是非「クラシック同好会」へご入会下さい。
ホールで生の音楽をご一緒に楽しみましょう。そして“頭の中で指揮棒を振ってみて”は如何?
                  (世話人:出野)

 
  

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