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第20回の例会は、浪曲の定席「一心寺浪曲寄席」で若手4人の競演を楽しみました。「浪花節(浪曲)」で、どれくらいの参加者があるのだろうか、と心配しましたが、21名が参加、上方浪曲界の次代を担う若手の「節」と「啖呵」を堪能しました。
会場は超満員、立ち見ならぬ、通路に座布団を敷いての「座り見」が大勢でて、浪曲は意外に元気です。客層も以前より若くなったそうです、といっても平均年齢は60歳台後半と思われますが、一方、演者の平均年齢は30歳台です。
「人の道」を節と啖呵で物語る伝統芸能・浪花節は、私たち日本人の心の琴線に触れるらしく、参加者の多くが「よかった」と感激されていました。
当日の演者と外題は、現役高校生の真山隼人「嗚呼吉田松陰」、テレビ番組「電波少年」のケイコ先生で、人気を博した東大卒の春野恵子「高田馬場」、白血病から生還した幸いってん「千人坊主」、レコード大賞新人賞受賞の菊地まどか「阿波の踊り子」でした。