クラシック同好会例会報告

 

 演奏が始まるや否や、隣の席の女性が足でリズムを刻み始めました。
かく言う私のヒザも“ダバダバダバダバ・・・”と小刻みに拍子をとっています。

 ザ・シンフォニーホール・ビッグバンドコンサート。クラシック同好会。
今月は懐かしいジャズの演奏を楽しみました。

 「A列車で行こう」「ムーンライトセレナーデ」「茶色の小瓶」と曲名を聞いただけで泣けてくるでしょう?

 トランペット。トロンボーン。サキソフォン各種。ピアノ・ベース・ドラムス。
総勢18人のビッグバンドが奏でるスタンダードナンバーの数々に暫し酔いしれました。

 後半は「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」「スターダスト」。
アコーディオン奏者・Coba作曲の「サマー・スプラッシュ」などを聴かせてくれましたが、ヴァイオリン奏者・古澤巌との掛け合いで緊張感のある、これまた楽しい演奏になりました。

 

 ビッグバンンド名物のアンコールを知っているお客さんは席を立ちません。

今回は淡い照明の中に、2階席正面のパイプオルガンと、ステージ上のヴァイオリニストがスポットライトを浴びて「トッカータとフーガ」。続いてロマンチックな「ミスター・ロンリー」。最後はバンドのメンバーが次々に登場という凝った演出。

 我がクラシック同好会の面々も手拍子を打ったり、曲の最後で「イェーイ」と盛り上がったり。

 ひととき“青春した”のでありました。

                           世話人:出野

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