【散策】第182回「神戸・舞子へ出かけて楽しみました。」

 

 散策同好会は9月20日(金)、第182回例会を神戸・舞子へ出かけて楽しみました。

 JR舞子駅に午前10時、27名が集合。爽やかな秋晴れに恵まれ、駅に続く舞子デッキからは、対岸に淡路島がくっきり望め、海もブルーに輝いて、「良い天気になって本当に良かった」と皆さん、大喜び。

 ボランティアガイドお二人の出迎えを受けて、最初に訪れた「舞子海上プロムナード」は明石海峡大橋の建設時に同時に設けられた海峡大橋体験展望施設。
エレベーターで8階分昇ると、大橋の中央部に海峡に突き出す形で回遊式遊歩道が巡っています。橋の構造がよく分かり、淡路島へ水道水を送っている太い導水管があることを初めて知りました。ガラス張りの上に丸木橋を渡し、約50m下の海を見ながら通る肝試しの部分もあり、なかなか楽しめました。

 約30分の見学を終えて、近くの孫文記念館(移情館)前で全員の記念写真を撮り、「旧武藤山治邸」へ。元鐘紡社長が明治40年、舞子に建てた木造2階建て洋館(今は兵庫県が管理)ですが、窓のステンドグラス、室内の豪華な意匠、マントルピースなど、窓外に見える海峡の風景と合わせて豪華な気分を味わわせていただきました。

 お昼はホテル舞子ビラ別館の中国料理「壺中点」。
新入会員の松島裕治さん(MBS)の紹介・挨拶のあと、大きな桶に盛られたコースランチを楽しみました。

 ふと窓外を見ると、雲が広がっており、急いで午後の訪問地、「旧木下家住宅」に向かいました。同住宅は1941年に神戸の海運業者の私邸として建設された数寄屋造りの近代和風住宅。今は県が管理し、国の登録文化財となっています。自由に部屋を巡り、広い芝生の庭園を眺めていると、雨が降りそうな様子。

 このあとオプションコースとして用意した五色塚古墳の見学をあきらめて、帰宅する方が増え、12名で県内最大規模の前方後円墳に徒歩で向かいました。
雨脚が徐々に強まり、管理事務所で傘を借りて、古墳の上に上ると海から住宅街まで360度眺め渡す素晴らしい景色。

 いつしか雨も止み、4,5世紀頃の豪族と推定されているお墓の主も長年、この景色を楽しんできたのではと想像をめぐらしながら、徒歩で垂水駅に向かい、今年度後半初の例会は無事終了しました。

(文責  田仲 和彦)

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