太平記同好会は「楽しむ会」から「読む会」へ

Posted by on 2018年02月25日

太平記同好会は「楽しむ会」から「読む会」へ

 2011年10月に第1回例会の旅に出た「太平記を楽しむ会」は、去年12月の第28回例会で終了しました。この間に訪ねた南北朝時代の史跡は、栃木県から熊本県まで列島各地の約150地点に上ります。しかし、遠過ぎたり、不便だったりで行きそびれた場所も少なくありません。

 そこで、見残した風景から12景を選び、写真で楽しむ集いを2月19日の午後、関西民放クラブ事務局で開きました。会員の野口が長年、撮りためた写真を大型テレビに映し、現地の説明を思い出も交えて話す形で進めた約2時間の「目と耳の旅」でした。取り上げた12景は次の通りです。

浪岡城跡(青森県)  南朝の奥羽支配に当たった北畠顕家の子孫が築いた戦国期の城館。 

霊山(福島県)    北畠顕家、顯信兄弟が鎮守府将軍として南朝軍を指揮した山岳拠点。

大河原城跡(長野県) 後醍醐天皇の皇子・宗良親王が信濃作戦の拠点にした山間の城。

石動山(石川県)   南朝に組した加賀・越中国境の神仏習合の霊地。

安倍城跡(静岡県)  駿河の南朝派武将、狩野貞長の居城。宗良親王が滞在。

永保寺(岐阜県)   後醍醐天皇、足利尊氏らが帰依した夢窓国師が作庭した禅寺。

木の芽峠(福井県)  新田義貞が率いる越前派遣軍が厳冬、敦賀を目指して越えた峠。

北畠氏館跡(三重県) 南朝の伊勢国司北畠氏が山間部に築いた居館跡と名勝庭園。

忽那島(愛媛県)   後醍醐の命で九州に向かう懐良親王が足場とした南朝方水軍の島。

鰐淵寺(島根県)   伯耆の大山寺と並ぶ出雲の名刹。隠岐の後醍醐が願文を寄せた。

伐株山(大分県)   神様が大木を切り倒した根株と伝わる山。南北朝動乱の激戦地。

硫黄島(鹿児島市)  鎌倉幕府を呪詛した後醍醐天皇の護持僧・文観が流された離島。

写真はこの日の参加者の皆さんです。 

 これで、「楽しむ会」としての行事はすべて終わり、4月からは、新しく「太平記を読む会」がスタートします。全40巻の原典「太平記」を声を出して輪読する会で、テキストには最近刊行された岩波文庫本(全6冊)を使います。

 毎偶数月の第3月曜日午後1時半から4時まで、関西民放クラブ事務局(大阪市中央区東高麗橋2-37、三精ビル302号室、電話06-4790-5641)で開きます。年会費はありませんが、毎回、参加費として500円をいただき、会場費や親睦会などの積立金に充てます。世話人は武田朋子、野口富生、八木晉一です。

「太平記を楽しむ会」のメンバーを母体に発足しますが、興味のある方はどなたでも参加できます。

 お問い合わせは世話人まで。お気軽にご入会ください。