【散策】第158回「芦屋、美術館とシティリゾート南芦屋浜へ」

 

 発達した低気圧の影響で、天候悪化が懸念された10月1日(木)、芦屋散策を総勢29名で行いました。

 午前10時に阪急芦屋川駅に集合、ぽつりぽつりと小雨が降り始めるなか、歩いて数分の俵美術館へ。携帯用筆記道具「矢立」を中心に江戸期の工芸品や浮世絵などを集めた小規模な美術館。俵屋宗達の子孫で、芦屋市在住の弁護士が、こつこつと集めてきて、1988年に開館。矢立の形は、きわめて豊富で、素材もさまざま。鉄砲や笛太鼓の形をしたもの、象牙や茸、陶磁器製のものなど、極めて多様な矢立に、参加者は質問を投げかけ、説明を聞き、興味深々の様子でした。

 約30分の見学を終え、芦屋川沿いを南へ歩き、市民センターから業平橋を経て、芦屋公園へ。そこからバスに乗車して、南芦屋浜へ向かいました。終点の浜風大橋南のバス停を降りた時、雨脚は急に強まり、全員雨傘をさし、昼食会場に予定された芦屋マリーナへ。

 昼食後に予定していた散策の実施が懸念される事態となったため、急きょ、レストラン「マレ・ロッソ」前で、南芦屋浜地区について世話人で同地区住民の田仲が説明。芦屋マリーナの周辺に立地する高層高齢者用マンションや、係留施設付き住宅、建設中の会員制リゾート施設、結婚式場など、参加者は地中海のリゾート地のような風景に驚いた様子でした。

 昼食はイタリアン。午後1時半すぎに食事を終えて、記念撮影のあと、帰宅組と、雨の中、予定通り散策するグループに分かれて行動することに。散策組は、マリーナ周辺から住宅街のなかの公園、人口ビーチを経て、総合運動公園まで、雨の中、30分余り頑張って歩き、散会しました。晴れていれば、六甲山や、ヨットやカヌーの浮かぶ海、散歩する人や犬の姿など、シティリゾートの風景を楽しめたはずでしたが、残念でした。

(田仲 和彦)

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