クラシック同好会 7月例会報告

 

 ギターとオーケストラの協演、あまり聞いた事はありませんね。

 大阪の老舗オーケストラ、大阪フィルハーモニー交響楽団が、「平日午後の名曲セレクション・マチネ・シンフォニー」に選んだのが、スペインの作曲家・ロドリーゴが作曲した「アンダルシア協奏曲(4本のギターとオーケストラのための)」という曲。同楽団のご協力を得て聴かせて頂きました。

 荘村清志、福田進一、村治奏一、大萩康司という日本を代表するギタリストとの協演という事で客席もほぼ満員。
 オーケストラとギターが後になり先になって曲が進んで行き、「なるほど、お互いがこんな風に混じり合って協奏曲ができあがるのか」と納得させてくれます。
 弦楽器群も、ギター風の短いフレーズやピツィカートを繰り返して、お客さんの心を浮き立たせてくれます。同好会員のお一人は「夏らしいプログラムで楽しかった」と感想を寄せてくれました。

 他の曲は、シャブリエの、狂詩曲「スペイン」、ビゼーの「アルルの女」第1、第2組曲とスペインづくし。
 いずれも聴いたことのあるメロディと指揮・井上道義氏の派手なパフォーマンスで、ホールから出てもまだ酔っ払い気分でした。

(世話人・出野)

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