2.7兆円規模の補正予算

 

2.7兆円規模の補正予算

 自民と公明で2.7兆規模の補正予算が組まれる。ウクライナ戦で物価高に泣く日本の姿が見えます。4年度予算の穴埋めに、1兆4千億規模の物価上昇抑制のためと、燃料石油高騰の抑制に1兆円強を当てる。2.5兆~2.7兆に上る見込み。

 茂木幹事長と石井幹事長が談判して漕ぎつけた予算案です。
  ①エネルギー、原材料の値上がり抑制、食料の安定供給、中小企業対策費
  ②低所得世帯への子供一人当たり5万円
  他4つの緊急対策費となる。

 自民は確保済の予備費の支出でカヴァーできると主張したが、公明は物価高が続きの経済状況が悪化することを念頭に、夏の参院選で負ければ政治の空白にもなりかねないと押しまくった.両党の折り合いがつかず、事態は混乱したが、漸く合意を見た。

 燃料価格の上昇には5月以降も引き続き、上限を現行25円を35円に引き上げる。レギュラーガソリンの全国平均値は172円から168円になるよう見直す。この大盤振る舞いの補正予算は公明に配慮し、参院選に実績を残すためですが、財政上、幾らあっても足りないカネをばらまく危機ではありませんか?時折しも仏大統領選でマクロンが勝利。やっぱり物価高抑制の大盤振る舞いで、やっと極右ル・ペン党首に勝てた。どことも選挙には国民への鼻くすりが必要らしい。

(伊藤妙子 KTV)

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