【散策】第181回 「紫式部が育った蘆山寺・梨木神社から京都迎賓館へ」

Posted by on 2019年07月07日

 

 散策同好会は令和元年7月4日、第181回例会を「紫式部が育った蘆山寺・梨木神社から京都迎賓館へ」と題して行いました。

 南九州に大豪雨をもたらした雨雲が、この日未明、近畿に近づくとの天気予報にびくびくしながら、朝を迎えましたが、午前10時45分の集合時間には青空も広がり、32名の参加者が笑顔でJR京都駅中央口に集まりました。

 まず向かったのが駅構内の伊勢丹百貨店10階にある「三尺三寸箸・柿安」。

11時開店に合わせ入場、和食バイキングを頂きました。見学の前に食事をする例会は「初めてでは?」(世話役の八木さん)とのこと。

 迎賓館団体見学の予約が抽選で難航した結果の苦肉の策でしたが、バイキングは品数、味とも好評でした。お腹を満たして正午過ぎ、地下鉄に乗り、今出川駅で下車、同志社大学を左手に見ながら蘆山寺へ向かいました。

 15分ほど歩いて門前に到着すると「桔梗が満開」との嬉しいポスター。

本堂に入るとすぐに白砂の広い庭園があり、緑豊かな苔に桔梗の紫の花が見事です。

庭園を前に若い僧から紫式部の邸宅跡に、船岡山南麓から移転してきた寺の由来などの説明を受け、本堂内を見学すると源氏物語絵巻(複製)など展示物も興味深く、とても魅力的なお寺でした。

 次に向かった梨木神社は、明治維新に功績があった公家、三条実万、実美父子が祭神ですが、参道の萩と名水「染井の水」で有名です。

 水を味わい、お参りをして、メーンイベントの京都迎賓館に午後2時15分、予定通りに到着しました。

 70分のガイドツアーですが、厳しい手荷物検査を経て、禁止事項の説明を担当の女性ガイドさんから受け、概要をDVD映像で見て、いよいよ入場です。

 国の賓客を古都京都で「おもてなし」する施設として平成17年4月に開設した敷地2万㎡、延床1万6000㎡の施設。

樹齢700年の欅一枚板を使用した玄関扉から入場すると、室内の木の香り、長い回廊を構成する障子を前に配された行灯照明など、斬新な空間デザインに驚かされます。

一級の建築材料、古都京都で蓄積された職人の技に、現代の建築技術を組み合わせて「これ以上の贅沢はないな」との声が聞こえてくるほどの技が随所に展開されていました。

 会議や晩餐会が開かれる「夕映えの間」「藤の間」「桐の間」を巡り、広い池を配した庭園を眺める間、細部に込められた数々の伝統技能の説明などをガイドさんから受け、午後3時半すぎに見学は終了。

広い御所を歩き、迎賓館の素晴らしさを思い起こしながら、帰路に着きました。

                    文責   田仲 和彦