【散策】第173回 「壮大な伽藍の金剛寺の桜と花博記念鶴見緑地公園を訪ねて」

 

 関西民放クラブ散策同好会は4月5日(木)、平成30年の初例会、「壮大な伽藍の金剛寺の桜と花博記念鶴見緑地公園を訪ねて」(第173回例会)を開催しました。

 今年は桜の開花が早まり、お花見を楽しむには残念ながらちょっと時期遅れとなりましたが、金剛寺はそれを補って余りある興味深い伽藍見物となりました。

 午前10時、民営化したばかりの大阪メトロ今里線新森古市駅に集合したのは28人。曇り空のやや肌寒い空気のなか、駅から東へ徒歩約10分、念法眞教総本山金剛寺の立派な山門に到着。大正15年、開祖小倉霊元大僧正が立教開宗した教団とのこと。
その名を聞くのも初めてという参加者が大半で、出迎えていただいた教団幹部の内野さんの詳しい案内で広大な伽藍の内部を約2時間、見学しました。

 本坊の玄関で履物を脱いで、まず法堂に向かう途中、3面の巨大な壁画が目に留まります。仏教伝来のシルクロードを描いた田村能里子さんの作品。法堂、祈願本堂など、約300畳はあろうかと思える巨大な広間は「極楽浄土をこの地上に実現する」との教義を表すための仏像、仏画、装飾品であふれ、渡り廊下ですべて結ばれています。
伽藍がすべて完成したのは平成12年。建設費は想像もつきません。
約1時間半、元NTTの幹部だったという内野さんの説明を聞きながら回り、その後、万葉集の名歌の情景を彫刻画にした巨大なギャラリーを見学して、そのボリュウムにいささか疲れたところで境内の食堂へ。
1食200円のランチ定食を美味しく頂き、まるで植物園のような境内を見学して午後1時半、金剛寺を出発、隣接する鶴見緑地公園へ向かいました。

 この頃には天候も回復、気温も上がって、新緑が輝く広い公園内を散策。桜は早、葉桜となっていましたが、満開のチューリップ園などを眺めながら日本庭園など、思い思いのままに散策し、今年初の例会を無事終えました。

                     文責   田仲 和彦(TVO)

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