【講演】秋の懇親会 もり けん(吉森正憲)「童謡誕生100年」

Posted by on 2017年11月17日

「童謡誕生100年」


童話作家・ハーモニカ奏者
もり けん(吉森正憲)大阪市出身
日本童謡協会会員・関西ハーモニカ連盟理事

 

 こんにちは、「もりけん}と申します。
 今日は、お話を交えながら皆さんに童謡を歌っていただこうと思います。

 実は、2018年7月1日で児童文学雑誌「赤い鳥」に日本独自の童謡が発表されてから、ちょうど100年になります。

 それまでは、唱歌の時代で、外国の曲に日本語の歌詞を当てた借り物でした。例えば「ちょうちょ」「故郷の空」などです。私たちは100年前に発表された歌を現在も歌っているわけです。

 最初に、私の父正隆がデトロイトのハーモニカコンテストで世界一になった時の曲「龍的伝人」を演奏します。

「りゅうのつたえびと」ハーモニカ演奏     (拍手)

 皆さんは小学校でハーモニカを習ったと思いますが、現在も演奏されている方はおられますか?
少ないですね。卒業後忘れられたのは、習ったのが単音ハーモニカであり、学校では、和音で演奏することを教えなかったからです。

 「ちょうちょ」を、単音と複音(和音)演奏とで聴き比べてみます。

「ちょうちょ」  演奏

 いかがでしたか。

 それでは、和音の伴奏で皆さんが御存じの曲を歌ってみましょう。

「夕焼け小焼け」 演奏

 皆さん、1番は歌えたけれど、2番以降になると歌詞を見ないと少し怪しくなる。これは、カラオケのせいで、画面を見ながら歌うことになれてしまったからなのです。次に

「朧月夜」    演奏

 皆さん全員が歌える季節の歌を歌ってみましょう。

「春よ来い」   演奏

 母や祖母から、小さい時、子守歌として、寝物語として、聞きながら覚えた歌やお話しは、いつまでも私たちは忘れない。
 現在その習慣はすたれ、このままでは、消えてしまう。

 保育園等では、保育士がテレビの歌しか歌えないのが現状です。音が伝道師なのです。歌を大事にしましよう。皆さんが親から受け継いだことを次世代に伝えてほしい。

 童謡百年、私達は季節、季節に歌を持っています。では夏の歌を

「夏の思い出」演奏
「かもめの水兵さん」演奏

 次に秋の歌を

「紅葉」演奏
「小さい秋見つけた」演奏

ここから、いろんなキーのハーモニカを使用します。短調用、長調用など。

「ロシア民謡メドレー」
(ともしび)
(一週間)
(ステンカラージン)
(カリンカ・カリンカ)
(カチューシャの歌)演奏

 最後になりましたが、「里の秋」について、お話をしたいと思います。
この歌は、戦前「星月夜」という詩で4番までありましたが、戦後歌詞が合わないためお蔵入り。
ところが復員兵士を迎える歌として、NHKで歌詞の1番、2番のみ使用し、新たに3番を付け加えて作曲し発表されたものです。それではその歌詞をご紹介します。

「里の秋」3番

さよなら さよなら
椰子の島
お船にゆられて 帰られる
ああ とうさんよ
ご無事でと
今夜も 母さんと
祈ります

それでは、この歌を皆さんと歌いましょう。

「里の秋」 演奏・合唱  (拍手)

 皆様ありがとうございました。

 祖父母、父母に続く童謡の伝道師になってください。それをお願いして終わります。

(YTV 永元嘉一)