2016年 秋季懇親会・臨時総会

 関西民放クラブ恒例秋の懇親会は10月14日(金)、ホテルモントレ大阪7階大宴会場で行われた。

 今回は、臨時総会と同時開催となったので、例年より早い10時30分集合。にもかかわらず、110名余が参加。先ず総会で、27年度決算の修正案、28年度予算案を承認、続いて、YTVの岩淵輝義氏を新理事候補者に推薦、承認された。

 懇親会は、「コールまかーな」の円熟した歌声で幕を開けた。
続いて関西民放クラブの西村嘉郎会長が挨拶に立った。先ず、ご来賓の皆さまに御礼を述べたあと、今年傘寿を迎えた方々23人を紹介し、「元気で、健康で80歳を迎えられたことは、大いに自慢できることであり本当におめでたいことです」と祝福の言葉を贈った。

 続いて会長は、最近、医療制度をめぐり「後期高齢者」という言葉を耳にします。「後=うしろ」という字が気になります。8人に1人が該当しますが、せめて「高・貴」という字にしてくれたらなと思います。後期はともかく、「末期」という言葉だけは避けてもらいたいですね。ご出席の皆さま方はこれまで通り、目的を持って、陽気に、元気にいきいきと暮らしましょう。これが、世のためになることだと思います。どうぞ、今日一日楽しくお過ごし下さい。

 続いて、物故者への黙祷を行った。
この日は、関西の民放各社はじめ、日本民放クラブ、東海民放クラブ、業界紙から11名のご来賓をお迎えしたので、ここでお名前を紹介した。ご来賓を代表して、関西テレビ代表取締役社長福井澄郎氏が、次のように祝辞を述べた。

 今年のテレビ業界最大の話題は「リオオリンピック・パラリンピック」でした。当初は心配された日本選手でしたが、まさにメダルラッシュで、その意味では大成功でしたが、収支の面では、放送権料の高騰もあり、赤字でした。視聴率は今回もNHKの圧勝でした。8月12日大阪駅北のグランフロントで行われた「8Kテレビ生中継」は大迫力でしたが、果たしてこれが家庭に普及するのかは疑問です。テレビ放送としての4Kはモアチャンネルということで、BSでということも考えられます。家庭で4Kテレビはいつ買ったらいいのか?地上波での4Kは?
 さらに録画視聴率の問題もあります。まさに課題山積ですが、私たちのテレビは今もマスメディアの真ん中に座っています。引き続きコンテンツ作りをやって行き、テレビの可能性を追求して行きます。皆さま方、バックアップをよろしくお願いいたします。

 今期は9月までの半年間で、5名の新入会員をお迎えしました。平嶋規佐子(WBS)鈴木昭典(ABC)太田恒一(MBS)和田省一(ABC)岩淵輝義(YTV)の各氏です。

 この後は皆さまが楽しみにしている「講演会」 スピーカーはノンフィィション作家の後藤正治さん。お話は「ふたりのジャーナリスト」(別紙)。

 5分の休憩の後、これも恒例の「関西民放クラブの歌」今回から歌詞カードをプラカードに拡大して各テーブルにコールまかーなのメンバーが持って立つという大サービスもあり大きな声で斉唱した。

 12時30分をちょっと回ったところで待ちかねたお食事タイム。日本民放クラブの小西隆昭理事長に乾杯のご発声をお願いし、懇談の宴が始まった。春の定時総会以来の再会、という方たちも多く、互いに健康でいたことを喜び、共に酒を飲み合えることに感謝しながら、楽しい歓談の時を過ごした。

14時過ぎ、お開きの時間も近付ずいたところで、Mr中締めの竹村理事の声かけで中締め、会を締めくくった。参加者は、「また来年春、太閤園で会おう」と約束し、家路についた。

(鈴木正勝)

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