美味しい旅の会 土佐赤岡絵金祭と土佐料理

ある夏の土佐日記

 7月16、17日と梅雨明けも待ちきれず、南国土佐を前にして、
童のごとく種々胸の高鳴りを携えてこの日を迎えました。

 お題目は 『美味しい旅の会 土佐赤岡絵金祭と土佐料理』
キャッチコピーそのもの、
地元恒例のお祭りと旬の地魚とお酒を楽しむ形で9名の酒武者・・・
いざ土佐路へと馳せ参じました。

 

 当日の昼下がり各自高知駅に現地集合し、主目的である・・(?)土佐赤岡で催される「絵金祭」ヘローカル鉄道「土佐くろしお鉄道」で向かいました。
参加の方々私を含め鉄道フアンが数人おいでで、回数券の利用等、効果的な資金運用をご示唆頂き、お互いの現実をしっかりと噛みしめた旅でした(笑)。


さて「土佐赤岡絵金祭」とは毎年7月の第3土曜日と日曜日に催される地元の歴史と文化を象徴した夏祭りで、何と言いましても圧巻は地元の絵師金蔵(略して絵金蔵)が描いた屏風絵です。そこには極彩色の泥絵の具と筆の勢いで描いた芝居絵の世界です。江戸末期の文化を彷彿させた絵画の世界でした。

 

 また同時に別の舞台では「土佐絵金歌舞伎」と称し浄瑠璃式三番叟や寸劇など地元の酒(豊能梅)を頂きながらほろ酔い加減で約4時間、地元の歴史や散策を楽しみました。ところで、ローカルのお祭りとは言え、会場周辺は人で溢れ歩きは牛歩、驚いた次第でした。やがて時間も残り少なくなり、 20時発の 1両編成に乗り(何とイベント時に1両とは.. )、次のイベント(メイン・・?)会場の高知市内へと足早に急ぎました。


 何と言いましても、土佐と言えば名物カツオのたたきと地酒のコラボです。

高知駅へ着くや否や時間も時間、地元郷土料理の店「明神丸」へ向け、私を含め御勇姿方々、普段見かけない(失礼)勇壮な足捌きで無事定刻の21時に辿り着きました。そこには用意された土佐料理の数々と先にしたためた喉の潤いも手伝い、本物の土佐鶴のぐいぐい飲みで当会の本望を確かめた次第です。
ところでカツオのたたきはポン酢味と天然塩味で用意され、それぞれの持ち味を充分堪能することが出来ました。皆さんご満足のあと、帰りはゆったり、そぞろ歩きで宿に向かい、ただ爆睡のみの 24時間を有効に過ごした 1日でした。

 あくる日は高知名物の朝市の散策、高知城の見学、ひろめ市場での昼食(満員で実現難)と充実したスケジュールで南国土佐をあとにしました。

 森本世話人と皆様のご協力により元気で楽しく旅を終えることが出来ましたことを感謝いたします。

美味しい旅の会
    山本幸正 (KTV)

TOP