俳句同好会(放の会)

早川 周三

 「放の会」は関西民放クラブの俳句同好会の愛称ですが、この会が出来た経緯について一寸お話してみます。

 民放クラブのような組織を作る時は、皆さんに楽しんで頂くため同好会を幾つか作ろうとの話が出るものです、当然のことながら俳句同好会の話も出ました。そこで先ず希望者の予備調査を始めましたが、予想に反して中々集まりません。他の散策、囲碁、麻雀等の同好会は希望者が多くすぐ活動が始まりましたが、俳句の方は中々集まりません。不思議に思って以前から俳句をやっておられる方に尋ねて見ると「俳句には先生の系統でいろいろな結社があり、自分が所属する結社以外に関係するのは、先生や仲間に対して遠慮があるので・・・」と中々纏まりません。また会を始めるのには主宰の先生をお願いせねばと探しましたがこれも見つかりません。

 そうこうする内に年月が経過し、民放クラブ創設から約8年経った阪神大震災の起きた平成7年5月、俳句は全くの素人、と言う10人が山口誓子の高弟であった品川鈴子先生を迎えて「放の会」が発足した次第です。

 それから約20年間、病を得て退会される方、或はお亡くなりになった方等、新旧交代を重ねましたが、現在は10人の会員が関西現代俳句協会会長の吉田成子先生を迎え、平均年齢八十数才の翁、媼が頑張っています。一度俳句を作って見ようと思われる方の参加をお待ちしておりますので気安くお声をおかけください。

お仲間歓迎  世話人代表 早川 周三(MBS)

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