クラシック同好会 2月例会報告

 

 今年度最後の例会は日本センチュリー交響楽団の四季・冬コンサート、春一番かという強風と小雨のいずみホールで聴きました。

 ヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇「こうもり」序曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」、ドヴォルザークの「新世界より」という超有名曲に、ピアノはこれまた人気の小山実稚恵とあって早くからソールドアウトの声が高く、クラシック同好会でも申し込みの締め切りを急ぎました。小山ファンのF会員にはなるべく演奏が見える所に席を取るなど世話人もチョッと気を遣います。

 指揮は今、イギリスで最も才能ある若手指揮者として頭角を現しているロリー・マクドナルド、小気味良い指揮ぶりです。センチュリーのアーティスト・イン・レジデンスの小山実稚恵、曲が始まると、たちまち聴衆を魅惑の世界に導いてくれる正に堂々たる「皇帝」、“ブラボー”が飛びかったのは言うまでもありません。奇しくも翌日「題名のない音楽会」で辻井伸行が第三楽章を弾いていましたがまた違った雰囲気を醸し出していました。

 さて5回のカーテンコールに応えて小山実稚恵が弾いたのは何と「エリーゼのために」、客席から「おー!」という声が湧きました。曲が終わると、さざ波から大きなうねりのような拍手が沸き起こります。子供や初心者が“何とか弾きこなして満足感を味わう”といった印象のこの曲、彼女が弾くとなんとも軽やかで美しく、“一編の詩”を味わっているような気さえします。名人上手というのは、こんな風にして人に幸せを味あわせてくれるものなのだと感心させられます。

 最後は日本人の大好きな「新世界より」、隣のT会員も思わずひとさし指の指揮棒を。

 外はすっかり荒れ模様になっていましたが私たちは晴れやかに、心豊かにホールを後にしました。関西民放クラブ会員の皆さん、ご一緒にこんな幸せを味わいませんか?

(世話人:出野徹之)

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