「散策4月」満開の桜を楽しむ 石清水八幡宮、背割堤

 

 絶好の快晴に恵まれた四月四日、散策同好会一行、四一名は、京阪・八幡市駅に集合、先ずは背割堤へ。

 背割堤は八幡市にある堤防で、宇治川と木津川の合流部に二つの河川を区切るように設置され、一四〇〇mに亘って二五〇本のソメイヨシノが植えられている。   ここ二三日桜満開の模様がテレビで放映されたせいか、八幡市駅は人でごった返していた。八幡市駅から背割堤への道路、橋はまるで通勤ラッシュさながら人の波が絶えない。背割堤へ着き、桜並木のトンネルを潜り、河川敷に降りる。ここからの眺めも格別。

満開の桜を満喫後、八幡市駅に引き返しケーブルで石清水八幡宮のある男山山上へ向かう。

 昼食後、先ずはエジソン記念碑へ。エジソンが白熱電灯のフィラメントに八幡の竹を使用。これを記念して建てられたもの。

 石清水八幡宮は大分の宇佐神宮、鎌倉の鶴岡八幡宮とともに三大八幡宮と云われ、創建は貞観二年(八六〇年)清和天皇の時代。社殿は八万造りと呼ばれる独特の構造。正面の桜門から舞殿、弊殿、本殿(重要文化財)と社殿が続く。

 次に展望台へ。ここからは京都市内を一望。眼下には午前中歩いた背割堤の桜並木。遥か彼方には愛宕山、比叡山が霞んで見える。眺望を楽しんだ後、ケーブルで八幡市駅へ。八幡八景の一つ太鼓橋を経て、松花堂昭乗ゆかりの庭園、松花堂庭園へ向かう。

 二万二千平方メートルの庭園には昭乗が営んだ茶室などがあり、ガイドさんから庭園内にある各種椿、竹の説明を受けて解散。のどかな春の一日でした。

      (佐伯武夫)

 

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